
MOTO / モト
1971年、本池秀夫はオーダーメイド中心のレザーブランド、LEATHERARTS & CRAFTS MOTOを創業。
その後、ヨーロッパへ放浪の旅に出かけ、旅先のイタリアで古い陶器の人形に出会い、人形師への道を決めた。
帰国後、あくまで革という素材にこだわり、師匠も手本もなく、ただ作りたいという情熱とイメージを頼りに道具作りから始めた。
日々の試行錯誤を重ねた結果、アーリーアメリカンの古き良き時代の人々の生活を描き続けた
画家ノーマンロックウェル氏のノスタルジックな世界と
イタリアで出会った磁器人形のリアリズムが同居したような作品が出来上がった。
1976年、アメリカ建国200年祭の折、ノーマンロックウェル展が東京で開催され、本池秀夫の人形が共に展示された。
これが<革の人形>という新しいジャンルが世に出るきっかけとなった。
1997年、レザーアーティスト本池秀夫を父に持ち、幼い頃から革に慣れ親しんで育った本池大介、作人兄弟によってLEATHER & SILVER MOTOが始まる。
革細工に加え、大介はイタリア・フィレンチェで学んだ彫金技術を活かし、作人はアカデミックな彫刻を学んできた経験を活かし、伝統と革新をテーマにプロダクトを発信。